アニメや漫画、小説などの登場人物の性格について台詞や行動をもとに性格診断し、予想を書き出してまとめるwikiです。キャラクターの性格と人間関係を考察したり、創作論に役立てることを目的としています。

当サイトのコンテンツを利用して、小説や漫画のオリジナルキャラクターを作ることができる。
その方法について、以下で説明する。

性格とは何か?
「性格 キャラ 創作」などのキーワードで検索すると、キャラの性格について解説したサイトがいくつもヒットする。
そのようなサイトには、概ね以下のような事が書かれている。

 「性格一覧(ツンデレ、堅物、好奇心旺盛・・・・)の中からいくつか組み合わせて性格を作りましょう」
 「キャラには尖った性格を設定しましょう。」
 「ギャップが重要です。キャラには相反する属性を与えましょう。」

ではこれらのアドバイスに沿ってキャラを作ってみよう。
たとえば、「好奇心旺盛で堅物なツンデレ」など、どうだろうか?
堅物だけど好奇心旺盛なんてギャップがあるじゃないか。しかもツンデレという王道路線!これは魅力的なキャラになりそうだな!
・・・と作った段階では考えるだろう。

しかし、実際にこのキャラを動かそうとすると、キャラ崩壊すること必至である。
堅物な人間は、通常伝統的、保守的であることを意味する。すなわち、新しいことには手を出したがらないのが通常である。
そうすると、いろいろなことに手を出して可能性を探ろうとする好奇心旺盛な性格と食い違ってしまい、性格に矛盾が生じてしまうのである。

また、「ツンデレ」、「堅物」、「好奇心旺盛」といった一言で表される要素は、単なる属性にすぎずない。
各属性の組み合わせに矛盾がないとしても、たった数個の属性で性格が決まるとはいえないだろう。

性格というのは、いわば、様々な状況に放り込まれたときにキャラがどのように行動するかを決める「ナビゲーションシステム」である。
そして性格設定は、この「ナビゲーションシステム」を作り上げる作業に他ならない。
普段はどのように他のキャラに接し、ピンチの時どのように行動し、どのような時に落ち込み、恋愛ごとにはどのように対応するのか。どのような葛藤を抱くのか。
一人の人間を一言で説明することができないのと同様に、単なる数個の属性の組み合わせのみで、このような「ナビゲーションシステム」を作り上げることは不可能である。
少なくとも、何十もの属性を矛盾なく組み合わせて、ようやく成り立つようなものなのである。
オリジナリティ
それでは、複雑な性格設定をどのように作り上げれば良いのか。
簡単である。既存の人気作品のキャラの性格を流用すれば良いのである。
このような主張をすると、既にあるものを利用することはパクリじゃないか、自分はもっとオリジナリティを出したいとためらいを覚える方も多いかも知れない。
しかしそれは間違いである。
なぜなら、世の中のあらゆる創作物は、既存のものを組み合わせたり、既存のものの模倣に変更点(オリジナル要素)をプラスすることで作られるからである。

オリジナリティについて、一つ例を挙げて説明しよう。
エジソンといえば、世界に名だたる発明王であり、蓄音機や電球について何百もの特許を取得した人物として有名である。
しかし、彼がそれらの発明をゼロから発明したわけではない。
電球自体を発明したのはエジソンと全く別の人物であることを皆さんはご存じだろうか?
エジソンの行ったことは、電球のフィラメント(発光する部分)を構成する材料として、長時間発光するものを発見したことと、電球を大量生産し「こらからは電気の時代が来る!」と大々的な宣伝を行ったことの2つである。
フィラメントの変更や宣伝は、電球自体の発明に比べれば小さな事に見えるかも知れないが、そのおかげで電球は実用的なものとなり、大きな価値が生まれた。
これは紛れもなくエジソンの功績といえるだろう。

創作する上で、既にあるものを利用することを恐れてはならない。
そもそも完全オリジナルのものなど、自然物以外に存在しないと言ってよい。
組み合わせや少しの改造でも、工夫次第で大きな価値が生まれるのだ。
具体的な性格設定方法
話が少し脱線してしまったが、本題であるオリジナルキャラクターの性格設定について具体的に説明しよう。
前述の通り、最も簡単な性格設定方法は、既存のキャラを利用することであるが、それではキャラの性格が偏ってしまうという欠点もある。

そこで当サイトでは、MBTIという現実で用いられている性格分類手法を用いて、思考パターン、行動パターン別に様々な作品のキャラクターを16タイプの大分類に分けている。
この16タイプ自体は、リアルな人間の性格に基づいた、いくつもの属性の集合体である。
各タイプの説明に書かれている性格の特徴を下地にし、キャラの背景、動機、役割、長所ないし短所やその他付加属性(外見や好み、趣味など)といった小分類を加えていくことで、あらゆる状況下で生き生きと動き出すオリジナルキャラクターを、何種類も作ることができる。

また、各タイプについて把握するのが難しいという方は、作りたいキャラに近い既存の作品のキャラをひな形とし、これを改造してオリジナルキャラクターを作るとよいだろう。
まずは、ひな形となるキャラがどのタイプなのか、また同じタイプには他にどんなキャラがいるかをいくつか探してみよう。
同じタイプに属するキャラクターは、外面像こそ異なるが、概ね思考パターンや行動パターンは似ているため、ひな形となるキャラに該当の属性を組み合わせることで、属性に矛盾のないオリジナルキャラクターを簡単に作ることができる。

また、タイプを把握すれば、既存のキャラクターの理解もしやすく、二次創作の場でも楽に行うことができるはずだ。

当サイトの内容は既存のキャラのデータベースに過ぎないが
皆さんの創作に活かしていただき、新しい価値の源泉となるであれば、これほど嬉しいことはない。
ぜひ、ご活用いただきたい。




注意点
なお、現状におけるMBTIの選定において"公平な基準"というものはなく、あくまで個々人の目測に委ねられたものである為、どうしても決定力に欠けてしまう面も多発しております。
今後もご活用するに当たり、「完全な確証はないもの」と、「自分の視点と相手の視点は違うもの」という認識を踏まえ、選定と理解を進めていただければと思います。


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このページへのコメント

あくまで個人的な意見でもあるけども、キャラ設定として取り入れる時こそ、MBTIは8つの心理機能で理解した方が良いと思うのよね。
E(外向的)orI(内向的)みたいな2つの指標単位で見ると大雑把な捉え方しか出来なくて、性格とMBTIの結び付きが粗くなるというか。

6
Posted by 名無し(ID:ba9e/ovjSA) 2020年07月18日(土) 14:00:16 返信

記事作成乙

1
Posted by 名無し(ID:S1hXxETnIQ) 2019年05月29日(水) 02:06:22 返信

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