MBTIで使われる「E(外向)」、「I(内向)」は、関心の向きや、心を満足させ新たな活力を得る方向性を指します。
一般的な意味(外向は活発な人で内向は引っ込み思案の人)とは異なるので注意しましょう。
外向的な人は、自分から人や物事に積極的に関わることで刺激を得、それによって心を満足させる傾向があります。
一方、内向的な人は、刺激を受け取ること自体よりも、それをもとに考えまたは内省することで心を満足させる傾向があります。
内向的な人でも、家族や親友など親しい人に対しては外交的になれる人もいますし、
外向的な人でも、状況や体調などに寄り内向的に見えたり、無理して装っていたりする場合もあります。
初対面や第三者の前でも、無理のない自然体(ナチュラル)だと感じる時の言動がその人の方向性となります。
以下、いくつかEかIかを見分けるための項目を挙げてみましたので参考にしてください。
引用元:MBTI日本版標準化の試み, 加茂ら
http://ci.nii.ac.jp/naid/110001878732
http://ci.nii.ac.jp/naid/110008124605
E(外向) | I(内向) |
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社交的、話し好き | 静かで控えめ、孤独 |
初めて会う人とすぐに知り合いになれる | なかなか知り合いになれない |
大概の人や話題なら合わせられる | 特定の人や特定の話題があれば話せる |
パーティーで知り合いを増やす方 | 知り合いを探す方 |
イベントが好き | 劇場が好き |
パーティーで会の進行に協力する | みんな勝手に楽しませた方が良いと思う |
いろいろな人と広く付き合う | 少数の友人と深く交わる |
落ち着きがない | 物静か |
話がこじれたとき、冗談を言って話題を変える | 数日たってもああ言えば良かったと後悔する |
しゃべることによるコミュニケーションを好む | 書くことによるコミュニケーションを好む |
すすんで新しいことをやる方 | なかなか新しいものは気が向かない |
新年会や忘年会は話し役 | 聞き役 |
仲間の事情をよく知っている | あまり詳しく知らない |
自分の感情を出したい方 | 心の中にしまっておきたい方 |
何でも言い合える仲が理想 | 言わなくても分かる仲が理想 |
周りの人は自分のことを理解している | 自分が打ち明けた以上のことは知らない |
普通の人よりも熱狂しやすい | あまり興奮したくない方 |
自分の周囲で起きていることに注意を払う | 自分の内面に起きている事に注意を払う |
注意が自ずと向かう先のホームポジションが、本人の皮膚よりも外側、即ち外界にある ---定義的特徴 | 注意が自ずと向かう先のホームポジションが、本人の皮膚よりも内側、即ち体内にある ---定義的特徴 |
興味を広げる | 興味を掘り下げる |
話をしながら考えをまとめることが多い | 考えがまとまってから話すことが多い |
すすんで周囲の人や出来事に関わる | 今していることに集中して取り組む |