キャラクター性格診断スレまとめ Wiki - 囚われと回避行動

エニアタイプと「囚われ」

エニアグラムの9つのタイプにはそれぞれ良い傾向と悪い傾向があります。それらの性格タイプに根強く関係しているものが「囚われ」というものです。
「囚われ」は、その人を「最も奥深いところから駆りたてる力」、即ち推進力として体験されます。
「囚われ」は人の心的エネルギーを方向付ける、または気づかぬうちに人を支配する力となっています。
それらの「囚われ」を発見する事によって、身の安全と存続を守るために構築される防衛戦略が性格タイプの特徴として現れるのです。
(関連記事:段階(エニアグラム))

「囚われ」とは?

基本的に人は「囚われ」を人に知られる事、自覚する事を不快に思います。よって、正確な性格タイプを断定するのは困難を極めるのです。
「囚われ」を認める事は、6歳頃から身についてしまっている行動様式を批判し、反省するところから始まる作業であるからです。
ここで各性格タイプの囚われを見ていきましょう。
タイプ囚われ
1(完璧主義者)(怒り)不完全
2(援助者)(高慢)必要とされない事
3(達成者)(見栄)失敗
4(芸術家)(憂鬱)平凡
5(観察者)(溜込)空虚
6(忠実家)(臆病)規範からの逸脱
7(楽天家)(過多)苦しみ
8(挑戦者)(欲望)自分の弱さ
9(調停者)(怠惰)葛藤

ここまで挙げられた「囚われ」を、それぞれのタイプは回避しようとしますが、その方法は時に酷く自分勝手で、他人との交わりを避けるといった結果に繋がります。
これら「囚われ」を発見することのできた人間、即ち自分のエニアタイプを真に発見する事の出来た人間だけが、自分勝手な自己実現を改め、真の救済による「囚われ」から脱する事が出来るのです。

囚われからの回避行動


各性格タイプは異なる「囚われ」を持つため、異なる回避行動をとります。

タイプ1

タイプ2

タイプ3

タイプ4

タイプ5

タイプ6

タイプ7

タイプ8

タイプ9

参考文献

「エニアグラム入門」(春秋社)
R・J・ノゴセック 著
堀口委奇子、鈴木秀子 訳