キャラクター性格診断スレまとめ Wiki - 4×4で16タイプをシンプルに捉える
自分のタイプや近しい人のタイプ、あるいはお気に入りのキャラのタイプについてなら、タイプの概要が掴めのは比較的容易です。しかし16タイプを満遍なく理解するとなるとなかなか難しいものです。4つの指標の二項対立は覚えやすいですが、「指標を4つ並べてみたがイマイチどんなタイプなのかピンとこない……」、なんて声もあるでしょう。
かといってタイプ論の源流をたどり各心理機能をきちんと理解する道は、MBTIを知り始めた人には重たく険しいものです。ですがタイプを深く理解するには心理機能は欠かせません。
そこで、指標の考え方と心理機能の考え方の間をとって、新たな視点で16タイプをシンプルにとらえる方法を考えました。指標のみで考えてきた人にやさしく心理機能の考え方に触れてもらおうという狙いです。おおざっぱな記述ではありますが、キャラ診断の際の1つのチェック項目やタイプ絞り込みの方法としても中々有用ではないかと考えています。よりよいタイプ理解の一助となれば幸いです。

まとめ表

TF
SESTJ 現実的✕行動ISTJ 現実的✕貯蔵ESFJ 社交的✕行動ISFJ 社交的✕貯蔵
Te-Si-Ne-FiSi-Te-Fi-NeFe-Si-Ne-TiSi-Fe-Ti-Ne
監督者
幹部
責任を果たす人
人生の管理者
管理社会の申し子
検査官
管理者
一人コツコツ努力する人
やらなければならないことはする
きまじめな模範生
扶養者
領事官
思いやりにあふれた社交的な人
面倒見がよい
世話好き
守護者
擁護者
サービスマン
義務感が強い
律儀な奉仕活動家
ESTP 現実的✕探索ISTP 現実的✕評価ESFP 社交的✕探索ISFP 社交的✕評価
Se-Ti-Fe-NiTi-Se-Ni-FeSe-Fi-Te-NiFi-Se-Ni-Te
起業家

いつも忙しい冒険家
究極の現実主義者
実践あるのみ
技能者
巨匠
危険やスリルを求める人
なんでも一度は試してみる
一匹オオカミの仕事人
演技者
エンターテイナー
楽しい事が好きな人
人生は一度しかない
いまを生きる
作家
冒険家
調和を願う職人
見ているだけで口は出さない
誠意あふれる職人さん
NENTJ 合理的✕行動INTJ 合理的✕貯蔵ENFJ 理想主義✕行動INFJ 理想主義✕貯蔵
Te-Ni-Se-FiNi-Te-Fi-SeFe-Ni-Se-TiNi-Fe-Ti-Se
元帥
指揮官
生まれつきのリーダー
生まれながらの指導者
凡人をみちびく指導者
立案者
建築家
アイデアマン
どんなことにも改善の余地がある
満点めざす理系の秀才
カウンセラー
主唱者
人の幸福を願う人
口がうまくて説得力がある
人情派の交渉名人
擁護者
提唱者
信念を持った理想家
人に感化を与える
名を告げず立ち去るヒーロー
ENTP 合理的✕探索INTP 合理的✕評価ENFP 理想主義✕探索INFP 理想主義✕評価
Ne-Ti-Fe-SiTi-Ne-Si-FeNe-Fi-Te-SiFi-Ne-Si-Te
発明家
討論者
生まれながらの起業家
次から次へと挑戦する
目移りの多い挑戦者
建築家
論理学者
独創的に問題を解決する人
問題を解決したがる
一人で考えにふける学者
冒険家
広報運動家
好奇心豊かな社交家
余計な苦労をかってでる
陽気な夢追い人
ヒーラー
仲介者
人生の意味を追い求める者
理想郷をめざす旅人
社会のためになることをする

心理機能に関わる内側の2文字

タイプを表す4文字のうち内側の2文字はその人の心理機能の上位2つを表します。(厳密にはSNTFそれぞれに外向と内向の2種類があり、同じSでもSeとSiではいろいろと異なりますが、細かい話は省略します。詳しくは8つの心理機能へ。)
S/Nは知覚機能T/Fは判断機能と呼ばれ、その人の知覚と判断の傾向、まさしく思考の中核を表すものです。簡単に言えば「考え方のクセ」でしょうか。ST ⇔ NF、SF ⇔ NTが対立軸になります。
STNF
現実的理想主義
事実に基づいて考える想像に基づいて考える
秩序や安定を好む独創性や変化に挑む
現実的な問題への対処法を追求する個人・集団の成長や幸福を追求する
SFNT
社交的合理的
個人的なことに基づいて考える論理的証拠に基づいて考える
人と信頼関係を築くアイデアで人を引っ張る
具体的な行動で人を助けようとする分析し理論的に判断する

戦略に関わる外側の2文字

タイプを表す4文字のうち外側の2文字はその人の心理機能の上位2つを表します。(E/IとJ/Pは心理機能の主機能に関わっており、この2項対立を真に理解するには心理機能の理解が必要不可欠となります。)
心理機能の主機能の特徴を表すこの2文字は、その人の得意とするものを表します。簡単に言えば「得意なスタイル」でしょうか。EJ ⇔ IP、EP ⇔ IJが対立軸になります。
EJIP
行動・実行方針評価・判断基準
主機能がTe/Fe主機能がTi/Fi
外界に働きかけている印象一人で考え込んでいる印象
考えすぎる前にすぐ行動行動の前にじっくり考えたい
常識や慣習を重んじる常識や慣習にとらわれない
EPIJ
探索・情報収集貯蔵・情報整理
主機能がSe/Ne主機能がSi/Ni
落ち着きがない印象自分の価値観を固く守る印象
未知の体験を受け入れる習慣的な行動を好む
次々新しいものを試してみる辛抱強くコツコツ積み重ねる
心理機能から見るJとP、EとI
心理機能の主機能と補助機能の組み合わせがそのタイプの中心的特徴を表します。
上の表に習ってTe/Feを行動、Ti/Fiを評価、Se/Neを探索、Si/Niを貯蔵と名付けるとすれば、行動が主機能の場合必ず貯蔵が補助機能に、評価が主機能の場合必ず探索が補助機能になります。(主機能と補助機能を入れ替えても同様。)
つまり、行動+貯蔵のスタイルがJ型(規範型)、評価+探索のスタイルがP型(柔軟型)なのです。
同じ考え方で、行動または探索が得意なタイプがE型(外向型)、貯蔵または評価が得意なタイプがI型(内向型)とわかります。

4×4で16タイプを記述する

内側の2文字と外側の2文字を組み合わせることで16タイプをシンプルにとらえることができます。
4文字とも異なるタイプは内側も外側も対立項であり、ちょうど長所短所が入れ替わるかたちになります。あらゆる場面で考え方・行動が対立するためお互いの印象が悪いことが多いでしょう。裏を返せば、真逆のタイプからは学べることが多いとも言えます。

タイプ内側外側内側+外側による特徴の記述裏を返すと
ESTJ現実的行動現実的な利益を求めて、積極的に実行するINFPの弱点
ISTJ現実的貯蔵現実に目を向け、事実や経験を貯蔵するENFPの弱点
ESFJ社交的行動周りの人の幸福を求めて、積極的に人に働きかけるINTPの弱点
ISFJ社交的貯蔵周りの人に目を向け、事実や経験を貯蔵するENTPの弱点
ESTP現実的探索現実に目を向け、新しい刺激を探すINFJの弱点
ISTP現実的評価現実的な視点で、物事を独自の推論枠組みから評価するENFJの弱点
ESFP社交的探索周りの人と楽しめる、新しい刺激を探すINTJの弱点
ISFP社交的評価周りの人を考慮して、物事を独自の価値観から評価するENTJの弱点
ENTJ合理的行動合理的な戦略に基づいて積極的に実行するISFPの弱点
INTJ合理的貯蔵合理的な理論を作るべく、事実や経験を整理するESFPの弱点
ENTP合理的探索合理的な思考に合う、新しいアイデアを探すISFJの弱点
INTP合理的評価合理的な視点で、物事を独自の推論枠組みから評価するESFJの弱点
ENFJ理想主義行動理想像を求めて、積極的に人に働きかけるISTPの弱点
INFJ理想主義貯蔵理想像に基づいて、事実や経験を整理するESTPの弱点
ENFP理想主義探索理想像に適う、新しいアイデアを探すISTJの弱点
INFP理想主義評価理想像をもとに、物事を独自の価値観から評価するESTJの弱点