キャラ診断をするときの補足
T型といえば、「思考重視」「論理重視」なキャラが多いという印象をもっている方がいるかもしれないが、それは大きな間違いである。
論理とは、必ずしも複雑な分析を指すわけではない。
たとえば、「腹が減ったから何か食べたい」、「悲しい事があって涙が止まらない」といった、ごく当たり前の本能的な側面も、論理に該当する。
「悲しい事があって、心配されたいから泣く」とか、「悲しい事があったけど泣いたら恥ずかしいから泣かない」というように、感情を動機にする場合は論理ではなく感情論といった見分けとなる。
T型のキャラは一定の論理に沿って動いている。
論理的に筋が通っている、またはルールに反していないと認識しない限り考えを改める事もない。
どちらかといえばF型のキャラの方が、人によって異なる要素である価値観が判断に響いてくる分、その行動や行動の動機は複雑である。
たとえば、個人的な美学 に従って動いていたり、場の空気(周囲の人)に合わせて自分の判断を変えたり、気分によって判断を変えたり。前述の「美学」には、論理的である事に価値を置くものすらあるという始末である。F型キャラの判断基準は読みにくい。
T型かF型か迷ったときは、行動や行動の動機が論理的に矛盾しているものの、感情論としては筋が通る場合にはF型の可能性が高いと考えると多少考察を前進させられるかもしれない。行動や思想の動機を遡って考えるという、裁判だの取り調べだのをするみたいな考え方をしていくと良い。