S(感覚)かN(直観)は、ものの見方の違いを表しています。
感覚的な人は、実際に経験し、五感で感じて具体的な事実をありのままに捉えることを好みます。
過去の経験を重視して、目の前の現実に対して取り組みます。
感覚志向の人は周囲から、着実で規則正しく、細やかな人であると思われることが多いです。
一方、直観的な人は、比喩的な表現をしたり、物事を大きな視点から関連づけて捉えること、アイデアや可能性を追いかけることを好みます。
その視線は未来を向いており、自分のひらめきを信じて、既存のやり方と違う独自の方法で問題を解決しようとします。
直観志向の人は周囲から、想像力が豊かで、型にはまらず、考え方が新鮮であるように思われることが多いです。
以下、いくつかSかNかを見分けるための項目を挙げてみましたので参考にしてください。
引用元:MBTI日本版標準化の試み, 加茂ら
http://ci.nii.ac.jp/naid/110001878732
http://ci.nii.ac.jp/naid/110008124605
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マンガで分かるタイプ診断
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指標によるタイプ診断S(感覚) | N(直観) |
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多数派(約70%強) | 少数派(約30%弱) |
実際に経験し、五感で感じて具体的な事実をありのままに捉えることを好む。 | 比喩的な表現をしたり、物事を大きな視点から関連づけて捉えること、アイデアや可能性を追いかけることを好む。 |
過去の経験を重視して、目の前の現実に対して取り組む。 | その視線は未来を向いており、自分のひらめきを信じて、既存のやり方と違う独自の方法で問題を解決しようとする。 |
周囲から、着実で規則正しく、細やかな人であると思われることが多い。 | 周囲から、想像力が豊かで、型にはまらず、考え方が新鮮であるように思われることが多い |
正確な事実、具体的なものに目が行く | 比喩的、全体的に考える |
事実に即し常識的に動く | 独創性、斬新的な発想をしがち |
結果を重んじ実務的 | 理論を重んじ学術的 |
自分の経験を信頼する | 裏に理論や関連性を見いだし仮説を立てる |
慣習や確立した手法を重視 | 慣習にとらわれず独自の方法をとる |
注意力、観察力に優れ、感覚を研ぎ澄ませる | 集中力、想像力に優れ、感覚を遮断する |
音・光・匂いなどの刺激にすぐ反応する | 物思いに耽って気付かないことがある |
現状を観察する | 背景を洞察する |
詳細を注目する | 大局を俯瞰する |
木を見て森を見ず | 森を見て木を見ず |
部分から全体に意識が向かう | 全体から部分へ意識が向かう |
まずは事実や具体例から入る | いきなり理論やイメージから入る |
実際に今起きていることに着目する | 物事の意味や可能性に着目する |
具体的・個別的事例に学ぶ | 抽象的・観念的概念に学ぶ |
ものごとを観察したり、記憶する | 事実の背景にあるパターンや意味をとらえる |
先のことより今に目が向きやすい | 今より先のことに眼が向きやすい |
行動様式や趣味嗜好が比較的わかりやすい | 行動様式や趣味嗜好が多様かつ複雑 |
方法論やテクニックを重視 | 本質的理解を重視 |
時系列から考える(順算•逆算型) | 時系列からは考えない(順不同型) |
まずやり方からのが分かりやすい | まず意図からのが分かりやすい |
うまくやるには、できるだけ今までのやり方に従うのが良い | うまくやるために、いきなり新しいやり方に手を出す |
五感や反射神経のが強い | 閃きや好奇心のが強い |
生物的な強さ | 人間としての可能性 |
ミクロ視点 | マクロ視点 |
マルチタスク | マルチスキル |
1つを重点的に鍛えるがそれ以外は疎か | 均等に鍛えるが1つ1つで劣る |
得意分野やスキルはひとつに絞る | 得意分野やスキルは絞らない |
熟練した職人技で仕事を行う | 仕組みやシステムで全体を合理化する |
五感 | 第六感 |
具象 | 抽象 |
現実 | 想像 |
実践 | 概念 |
体験 | 理論 |
伝統 | オリジナル |
現実主義 | 理想主義 |
実務的 | 学究的 |
実際的 | 空想的 |
直感的 | 直観的 |
刺激的 | 魅惑的 |
記号的 | 象徴的 |
作製 | 創造 |
製作 | 企画 |
建設 | 発明 |
事実 | 観念 |
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マンガで分かるタイプ診断
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