アニメや漫画、小説などの登場人物の性格について台詞や行動をもとに性格診断し、予想を書き出してまとめるwikiです。キャラクターの性格と人間関係を考察したり、創作論に役立てることを目的としています。

【もくじ】

対人態度からみた共通グループ

エニアグラムの9つのタイプは対人態度の面から次の三つの共通グループに分類できます。
  • 協調(タイプ1・2・6)
  • 遊離(タイプ4・5・9)
  • 自己主張(タイプ3・7・8)

このグループ分けは新フロイト派のカレン・ホーナイの対人態度に関する研究に基づいき、クラウディオ・ナランホによってエニアグラムタイプとの比較が行われています。
自己主張型、追従型、遊離型の三つのタイプの特徴は、わたしたち一人ひとりのうちにも、多かれ少なかれ同時に見出されるものです。また、これらのタイプの特徴はどれも、自分の能力を発揮し、良好な人間関係を築き、社会に適応していくために必要といえます。

自己主張型(タイプ3・7・8)

外の世界に関心が強く、積極的に自分を前に押し出していく人です。自分が何を求めているか明確で、その欲求にしたがってアグレシブに行動します。
自分の能力や魅力に自信を持ち、欲しいものは自分の手で勝ち取ろうとします。現実的で実際的な面があり、競争社会を生き抜いていくための能力を身につけています。
自分の内面にはあまり目を向けず、とくに内面の感情をシャットアウトしようとする傾向があります。

自分の気持ちや考えをあまり抑えることなく、ストレートに人に近づく、このグループに該当するグループは、

・タイプ3:目標達成型の人
・タイプ7:楽観的な人
・タイプ8:挑戦的な人

となります。

自己主張型は読んで字の通り、「わたしは」「ボクは」「オレは」と一人称単数で語りたがる男女。
自分を前に押し出すタイプです。
人前で物おじせず、積極的で、はきはきしゃべります。ですから、主張型同士はすぐ話が盛り上がります。

協調型(タイプ1・2・6)

協調性があり、周囲の人との和を大切にする人です。価値判断の基準を自分の外に求め、親の価値観や世の中の常識、他人の期待、規則やルールといったものに従います。
他人の気持やニーズに敏感で、人と人との間で揺れ動き、自分のことよりも相手の方に焦点が合っています。自分がいちばんであるよりも、みなと同じであろうとします。
他人の評価に影響されやすいところがあります。このグループについて、日本語で「追従型」と呼んでいた時期もありますが、ちょっとネガティブなイメージのある言葉なので協調型に変更しています。

(タイプ1の場合は自分の意見をはっきり言うので、自己主張型に見えることがありますが、自己主張というよりも、これが正しいという意見を述べているので自分を主張するというコミュニケーション法とは少し異なります)

常識的で、集団のなかでは規則や約束事に従い、自分の義務や責任を果たそうとします。人に影響されやすい部分があり、自分で決断を下せず、優柔不断になることがあります。

あまり興味関心を持てない状況であっても周りの状況や人に合わせて行動しようとするこのグループに該当するタイプは、

・タイプ1:完全さを求める人
・タイプ2:人のために尽くす人
・タイプ6:忠実な人

となります。

 協調型の人たちは、自分がこの場でどう振舞うべきか、周りの人に合わせようとします。人前であまり出すぎてはいけない、しかし、あまり気が利かないのもよくないという考え方をします。
「協調性がありますね」というのは、もちろん協調型の人たちには誉め言葉です。協調型の人たちはみなで譲り合い、話を合わせます。

遊離型(タイプ4・5・9)

どちらかというと内向的で、人との間に距離を置き、自分の内面に引きこもろうとする傾向が強い人です。あまり多くを望まず、競争や成功を避け、孤高を保とうとします。他人に邪魔されたくないという気持が強く、人から何かを強いられると頑固に抵抗します。何かを期待されたと感じただけでも、反抗的になることがあります。それほど多くの人との付き合いは望まず、少数の友人との親密な結びつきを求めます。

エニアタイプではタイプ4、タイプ5、タイプ9が遊離型のグループになります。この人たちは人前ではわりあい控えめで、自分の意見や考えをストレートに、そして積極的に、主張することはあまりありません。
一人でいることがそれほど苦にならないため、孤独の中で営まれる知的な活動、クリエイティブな作業に向いている傾向があります。
おとなしい人でも自分の世界を持っており、人から何かを強いられると頑固に抵抗することがあります。友達はそれほど多くなくてもいいようです。

義務や責任から表面的に周りに合わすことはあっても、極力、人から自分の世界を大事にするこのグループに該当するタイプは、

・タイプ4:個性的でありたい人
・タイプ5:観察する人
・タイプ9:平和を好む人

となります。

遊離型の人たちは、大勢の人の中では控えめで、ちょっと引いたところがあります。おとなしい印象の人が多いです。
自分からはあまり積極的に人に近づこうとしません。自分から親しくなろうとはせず、そういうことは「できない」と感じているようです。
遊離型の人は、他の人たちの輪に入れず、壁際にぽつんといたりするものです。とはいえ、同じようなタイプの人は、自分と同じ雰囲気を感じ取るので、遊離型同士が近づきやすいということが言えるのです。

このページへのコメント

統合との比較
1(協調)→7(主張)→5(遊離)→8(主張)→2(協調)→4(遊離)→1(
3(主張)→6(協調)→9(遊離)→3(

協調→主張が統合の流れとなるタイプはタイプ1のみ。
主張→遊離が統合の流れとなるタイプはタイプ7のみ。
遊離→協調が統合の流れとなるタイプはタイプ4のみ。

上記例外3パターンを除けば、
協調→遊離
遊離→主張
主張→協調 が統合の流れになるわけだね。

7
Posted by  healthy_shit healthy_shit 2019年10月26日(土) 00:54:58 返信

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